静岡エリアで人気の仏壇はこんな種類

仏壇というものは、先祖とのつながりを象徴するように、以前であればかならず一家にひとつは置かれていたものです。しかし、核家族化が進むとともに、転勤などで故郷から遠く離れたところで暮らす人が多くなってしまった現代では、むしろ家庭のなかにある割合のほうがめずらしくなってしまっているきらいがあります。そうしたなかでも、家族や親族が亡くなったことなどをきっかけとして、新たに購入を検討する人も増えてきています。この場合、宗派による違いのほか、土地柄による違いをひととおり考慮したほうがよいといえます。静岡の場合には、伝統的な名産地となっているため、実際に購入する上でも、現物をしっかりと確認して、もっともふさわしいものを選ぶだけの機会に恵まれています。せっかくの機会であれば、十分な予備知識を仕入れて、悔いのない選択をしたいものといえます。

静岡の伝統産業として発展した歴史

静岡は徳川将軍家ゆかりの街としてよく知られているところですが、実は伝統的にも雛人形や木製家具、そして仏壇のような地場産業が発展した土地柄でもあります。したがって購入時の選択肢の豊富さについては、他の地域を圧倒しているといえるでしょう。この傾向は戦前からすでにあったようですが、特に身延山などをはじめとする日蓮宗の影響が強い地域であることから、需要についてもかなり大きなものがあったといえます。戦後は東京を中心とした新興の需要も、やはり伝統産業の成長を後押ししたといえます。静岡でつくられている種類としては、基本的には唐木でつくられたものが多く、これは木材の木目を生かした、自然に近い仕上がりの美しいものを指しています。唐木というとおり、高価な輸入木材が主役ですが、いまでは国内の木材であっても、ケヤキ、クスノキなどの上質なものは用いています。

新しい時代に対応した種類もある

唐木でつくられたものが人気であるとはいっても、そのなかにもいろいろな種類があるものです。特に人気が高いものといえば、上置き仏壇といって、床の間のようなところではなく、家具や台の上などに安置することができるタイプの、やや小ぶりのものといったところです。最近では昔の農家のような部屋数も面積も多いマイホームというのは少なくなっていますので、さらにミニサイズのものが注目されるようになっています。このあたりは職人技が光るところであり、伝統の風合いを生かしながら、モダンな室内にもマッチするような家具調にまとめた新製品などが出回るようになっています。やはり東京での需要が多いようですが、地元でも展示販売をしているところは多数ありますので、現物を見て納得の上で購入するのがよいといえます。